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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

「あしたのジョー」このシーン

更新日:2021年5月4日



この動画の1分12秒あたり。

ここジョーのアップです。


このシーンでここ工夫されてるな思うところがありました。

それはどこでしょう。



このシーンでは、視聴者はほぼすべてジョーの目を見ていると思います。


ジョーが自分の信念を語る大事な場面。

ボクシング、そして彼の哲学を視聴者に伝えることで、この後の行動に説得力や共感を持たせたい。


そこで瞳の中の光に動きをつけている。

この光は彼の心。お客さんは彼の目を通して心を見ている。そこをセリフと合わせる。


瞳を見るようにアップにしたとも取れます。



アニメ版「あたのジョー」を演出されたのは出崎統さんというディレクターです。

この時期出崎さんは「エースをねらえ!」なども演出されています。

名作を多く手掛けられていますが、スポーツものも多いですね。


出崎さんは独特の演出で知られています。

いかにセル画枚数を節約して効果的な表現をするかなども考えておられたようです。


それは富野由悠季さんや庵野秀明さん、押井守さんなど次世代の制作者にも影響を与えました。


このシーン、確かにセル画の節約にもなっていそうにも見えます。



僕こう書いてますけど、勝手に考えているだけで正解かどうかなんてわかりません。

出崎さんから「チガウよ」と言われるかもしれませんので。あしからず(笑)


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