この本を読みました。
タイトルのような時間術についての本ではありません。
原タイトルは「SCARCITY」欠乏。
「欠乏の心理学」がテーマです。
おそらく「欠乏の心理学」はこれまであったものではなく、著者お二人の新たな提案だと思います。
時間やお金などが足りない場合、人はどういう状態になるのか。
時間管理ができない、いつもお金がない人は、その人に問題があるのではなく別の側面がある、ということを様々な実験やデータから導きます。
そこから主に貧困問題を中心に改善策まで切り込みます。
読者が応用できるものにもなっています。
前半は世の中にある課題の洗い出しなので重苦しいかもしれません。
後半は解決策や提言となっています。
この本も海外のビジネス書(厳密にはビジネス書ではないと思いますが)の御多分に洩れず、ウィットに富んだ表現も多いです。
ダジャレやジョークのようなものも本文中に差し込んでくる。僕は実はそういうのが好きです(笑)
僕は経営者としての無知から資金面で苦労していまして、そういう経験があるからかかなりリアリティ持って読めました。
為末さんがこの動画の最後に参考にした本としてこの本を紹介されていまして、それがきっかけで読んでみました。ちなみに動画のテーマはこの本に沿ったものではありません。
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