これらの本を読み直してまして。
2周めかな。
読んでいて思ったのが「データは人を理解していないと正しく読めない」という言葉。
僕が好きなコピーライター、仲畑貴志さんの本に載っていた言葉です。
仲畑さんは企業から依頼を受けるときに頂く様々なデータについてそうおっしゃっていて。
僕が本を読んだ当時はまだネットがなく。ネット前夜くらいですね。
マーケティング(市場調査)はアンケートやヒヤリング、グループインタビューなどが主の頃です。
今はネットやGPSでかなり詳細な情報が取れます。
アンケートやインタビューと違い、建前ではない素の情報が採れる。
ですが、そこから「何を読み取るか」はやはり人がわかっていないと難しいような気はしています。
今だと僕はクライアントさんのウェブサイトのアクセス解析を見ることが多いです。
来訪者の中には情報をとられていることはわかっている人も多いと思いますが、大抵そこは意識せず行動されます。
有料の解析ソリューションも含めるとかなりの情報が採れるので、どれをどう見たらいいのかわからなくなることもあります。
ですが、そこはそのサイトの目的は何か、どんな人に買った欲しいのか、人はサイトに来てどう思うのか、などと人にフォーカスしていくのがポイントかなと思っています。
結局ネットであれなんであれ、機械は機械で道具ですから。
こちらがどう使うのかではないかと考えています。
さすが星野リゾート星野佳路社長おすすめの本だけありまして「買うのも売るのも人だよ」というところに切り込んでいる印象です。いろいろ思い巡らせながら読んでいます。
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ぜんぜん関係ないんですけど、以前「ブレーン」のC-1GPでグランプリ頂いたときの副賞が、仲畑さん直筆サイン入り原稿用紙。
仲畑さんから「もっと書け」と言われているようなものかな(笑)
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