写経といってもボディコピー書き写しのことです(笑) ボディコピーというのはキャッチコピーを補う文章。コピーに続けて書いてあるものです。 たとえば下のもの。商品説明文とはまた違います。
これはホンダCR-Zのカタログ冒頭に入っているキャッチコピーとボディコピーです。 このキャッチは広告展開全体のキーコピーになっていました。

いいコピーライターは必ずボディコピーも上手いというのが定説となっていまして、修業時代に書き写しやったよという方も結構いらっしゃいます。 なので当然やったほうがいいと講座時代にいわれてたんですけどやってなくて。単にめんどくさいから(笑) なんですけど、最近自分の文章にクセがあることがわかってきまして。
それを矯正したいと思ったのがきっかけ。 僕は「好きな広告集」を作ってあるので、そこから抜粋して書き写ししてみました。 やってみて・・文章のクセとかそういうもの以外もいろいろ発見ありましたね。 構成や商品による文体、内容そのもの、などなどです。
ここは多分書き手の思いや実感だろうなと思うところもあります。 特にキューピーの広告を書き写しやってたときには、書き手の人としての豊かさみたいなものを感じました。仕事だけではなく生き方の部分です。短い文章ですけど厚みですかね。
こういうものは読んだだけだとわかりませんでした。
キューピーのその広告は多分、秋山晶さんだと思います。 糸井重里さんの「おいしい生活」はボディコピーがいいです。
ボディコピーの方がいい広告もあります。
なのでしばらく続けてみようと思っています。 ・ ・ ・ 今はボディコピーが入っている広告は少なくなりました。実際には読まれないから。
なので仕事で書く機会は多くはないと思います。 ですが、コンテンツを作るというところでは動画CMともウェブとも同じなんです。 エッセンスそのものは変わらないなと思いました。
なので無駄になることはないでしょう。
なにより発見があって楽しいということは、身になる確率も高いですから。
昔はめんどくさかったのにね(笑)
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