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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

昨年ブランディングのお仕事しました。

更新日:2021年3月9日

昨年ブランディングのお仕事をさせて頂きました。

結果的には上手くいきませんでした。


上場企業様ですが、BtoBなので一般認知はあまりないと思います。


この案件はコンペでした。コンペとはコンペティション、競争という意味。

クライアント様がいくつかの広告代理店に声をかけ、企画を見て選ぶというご依頼形式です。


有難いことに勝たせて頂きました。


僕のほうでは企業スローガンをお出しします。

それを軸に各施策を展開しましょうという提案にしました。


企業スローガンというのは、例えば

「目のつけどころがシャープでしょ」「お値段以上 ニトリ」などのような企業の価値や理念を表す一言のこと。これもキャッチコピーのひとつと言っていいでしょう。


ですが、僕のスローガンは採用されませんでした。

ですので僕の仕事例には入れていません。



最初の打ち合わせの際にご依頼の内容、また背景やご事情をお聞きしました。

表に出ない内部の課題を含んでいるケースもありますが、今回もそうでした。


ブランディングをしたいというお話ではありませんでしたが、僕の方で恐らくブランディングになると思いますというお話しをしました。


その上で「自分はこの課題についてこのようにとらえており、このような過程で、このようなアウトプット(この場合はスローガン)をご提案します。ここから各展開を作っていくことができると思います」というような内容の企画書にしました。

参考に簡単に作ったスローガンの見本も添えました。


要するに課題抽出から提案までのアウトライン、大枠ですね。そこを企画書にしてご提示した感じです。



僕の案ではなくどうしたかというと、取締役の方が作られたスローガンが採用されました。


選考基準は分かっていましたが、決まった過程もお聞きしました。牧野さんの案も最終まで残っていたのですがすいませんでした、というお話をされまして(気を使って頂いて申し訳ないです)。


その上で、ご覧頂いていかがでしょう?と意見を求められました。


拝見しましたがよかったです。「これで十分言えてると思いますよ。今回の課題解決にはなっていると思います」とお伝えしました。


この企業様はそれに伴いウェブサイト等のリニューアルをされました。

サイトも内容が整理されデザインも含め良くなっています。もちろんそのスローガンも使われています。



最後の最後、企業スローガンのところで上手く出来ず。

ああ失敗したなあと。お役に立てなかったなと。


ブランディングやりたいやりたいとずっと思っていて、ほんとに来た!と思い(笑)

しかし意気込みやプレッシャーなどが入り混じり、浮き足立っていたのは明らかです。


ですがコンペで勝たせて頂き、この企業様のブランディング策定に伴走させて頂くことは出来たかなと考えています。過程は僕の提案をもとにされていましたので、そこはよかったかな。


このような結果でしたので実績として入れていませんが、上場企業様のブランディングを自分が中心で行った経験はお金払っても買えないものです(フィーは頂いております)。実際に経験出来た、体感した、肌感覚として残ったというのはすごくあります。もう理屈じゃないですね。


本当にお礼申し上げます。

有難うございました。



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