実家に帰ると親が昔の時代劇見てたりします。BSでやってますよね。
で、水戸黄門やってるときがありました。
見ていて、仮面ライダーなんかと作り一緒だなと思いまして。
水戸黄門もある意味ヒーローものなので、基本的なストーリーラインは同じなんですよ。
子供のころ両方見ていましたけどそんなのまったくわかりませんでした。「子供向け」「大人向け」という感覚ありましたし。
でも、作り手の皆さんは作品の構造については同じだと思っていたのではないかな。
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そして思ったのは水戸黄門は各エピソードもほとんど変化を入れません。
たとえば「助さんと格さんが喧嘩する回」とか「うっかり八兵衛が主役の回」というのはないでしょう。
風車の弥七は実はご老公一行も監視していた!その後ろには巨大な悪の陰謀が!とか、
由美かおるさん(すいません、役名わかりませんw)と格さんが実はデキていて、密かな恋愛ものになだれ込むとか。
以前裁いた悪代官が助けに来て味方になる、とか、そういうの絶対やりません。
企画案としては出てた可能性は十分あります。ですが恐らくボツにしています。
デフォルト設定の変更はしない。
なぜなら、水戸黄門は歌舞伎の演目から日本映画全盛期の人気作でもあり、作品の持つ歴史や趣旨、視聴者層を踏まえあまり脱線しなかったのだと思います。
ブランド力で視聴者集めらるということです。そしてその世界観を壊してはいけません。
その分俳優さんを豪華にしたりという方向にしたのだと思います。
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ですが、例えば仮面ライダーだと前番組のライダーが出てくるのは普通。これは水戸黄門に大岡越前が助けに現れる感じですよね、トォウ!とか言って(笑)
敵怪人が味方につくとかさ。これは先に書いた悪代官が味方につくパターン。
平成ライダーシリーズではライダー同士がバトルロワイヤル状態で戦うとかあったそうで。助さんvs格さんだよね。さらに八兵衛や由美かおるさん(すいません、役名わかりませんw)も突如敵にまわるんだよ。
平成ライダーは見ていないですが、見てた知り合いからはそういうのあると聞いたので。
初代ウルトラマンでも最後に負けるじゃないですか。ある意味サプライズですよね。水戸黄門が最強の悪代官にやられる最終回とかありえないでしょ。
そしてご老公上司が助けに来るんだよ。まあ家光だけど(笑)
マジンガーZ対暗黒大将軍のときのグレートマジンガーみたいな。超絶強いんだよ。番組残り5分くらいで全員秒殺(笑)
でご老公の正体がバレるんだよ。てか毎回バラしてるけど(笑)
そういう意味では特撮ヒーローもののほうが、デフォルト無視で設定変更じゃんじゃんやってたのだと思います。
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ヒーローものは水戸黄門のような歴史やブランドはないので、視聴率テコ入れや作る側の遊びで自由にできたのでしょう。
古典落語と漫才の違いという感じが自分はします。
クラッシックとロックポップなどとの違いのような。
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