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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

どうせ商品良くいうんだろ、と思われているからこそ大事なこと。


ほんとはスキルネタやろうやろうと思ってるんですけど、今日はこれ書きたい。

よく、今の若い人たちを「ゆとり世代」とか「悟り世代」ていうじゃん。

僕は悟り世代って知らなかったんですけど。

大抵は上の世代が下の世代にそういう名前付ける。

でも僕らだって上の世代から「しらけ世代」だとかなんだとかいわれてました。

別にしらけてません。(ゆとり世代だって、そうしたのは当時の大人じゃん。彼らじゃない。)

いま仕事で高校生や大学生、若い経営者と接すること多いんですけど、

仕事の出来不出来ではなく、みな一所懸命やってますよ。別にゆとりでもないし、悟ってもいない。

そりゃ持ってる価値観や文化は違いますよ。

当たり前だよ、生まれた時代が違うんだから。第二次大戦を経験してる子と、生まれたときから携帯がある時代の子では違って当たり前。

でも気質は変わらないと自分は感じる。

この「下の世代に名前つけたがる」事例見たって、大人の傾向も変わらないってわかるじゃん。

一部のマスコミやテレビは読者にウケると思ってそういう言葉を弄ぶ。

むかーし流行った「勝ち組、負け組」とかさ。でもそういう色眼鏡に乗っかってはいけない。

(当時知り合いの子に「結婚して!」といわれ、お前なにをもって勝ち負けなワケ?って聞いたことあります(笑)すっごい美人なので結婚してもよかったけどさ(笑) 余談でしたw)

広告というのは、実はそういうところ押さえていないといけないんです。

たとえば「高齢者は時代劇が好き」と一般的に思われているとして、クライアント様からもそういうオーダーが来たとする。

でも本当にそうか?と一度疑う。検証してみた結果どうかはまた別です。

「若い人はプラモデル作らない」とかさ。

去年たまたま入った模型屋さんで、お客さんが思ってるよりみなプラモデル作るよ!と怒られました(笑)「政治家はロクなのいない」とかもそうかもしれない。

僕は広告を面白きゃいい、こういう感じでしょ、みたいなことでは作りません。

でないと、ほんとに説得力あるもの、共感してもらえるものは出来ないから。

それは広告が商業活動だからこそ。どうせ商品良くいうんだろ、と思われているからこそ大事なの。

そこが苦労するんだけどさ、楽しくもあるわけ(笑)

でもほんとは、どんな仕事でもそうだと思います。



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