これはプランジャパンの有名なコピー。
こやま淳子さんの作品です。これでかなり寄付集まったそうです。
僕が思うに、これは共感コピー。
踊っている女の子のビジュアルにこのコピーが乗ってるだけで、
ストーリーが想像できるでしょう。その子の人生が。
例えば「カラーパープル」や「おしん」のように(例えが古いですがw)。
ある意味小さな映画だと思うのです(あくまで僕の見方です)。
遠くの国の女の子の人生を、見た人にイメージさせることができたのだと思う。
そして共感させることができた。
以前、こやまさんのお話を聴く機会がありまして、
おっしゃっていたのは「コピーを考えることは、人間を考えること。」
その通りだと思います。
実際の仕事のテーマは、ある商品だったりサービスだったりするわけですが、
実作業では、その商品に関わる人(消費者だけではなく)の気持ちに入っていく。
商品だけを凝視しているわけではありません。
以前「広告は、表現だけど、自己表現じゃないところが面白い。」と書きましたが、
商品を通じて、人間のことを考えていくことが面白いのだと思います。