これも僕がベンチマークにしている事例のひとつ。
グラフィックデザイナー佐藤可士和さんの「ふじようちえん」です。
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園舎を建て替えたいという依頼を受けた佐藤さんが出したコンセプトは「幼稚園自体が遊具」
この遊べる園舎となっていきます。
佐藤さんが主に行ったのはコンセプトワークです。設計など専門的なことは建築家さんにお願いしています。 ですがコンセプトこそ重要で「幼稚園自体が遊具」というワンワード、
そしてドーナツ形の園舎というラフ案。それそこが核です。 ・ ・ ・ 僕は佐藤さんの本でこの事例を知ったのですが、このコンセプトに至るまでの過程が書いてあり惹き込まれました。
そしてグラフィックデザインから出発した佐藤さんが建築まで手がけている。
その仕事の可能性、広がり。
そこが好きなんです。 コンセプトが作れればジャンルを超えて仕事することもできる、その好例ではないかなと思います。