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セレンディピティ

  • 執筆者の写真: SHIGERU MAKINO
    SHIGERU MAKINO
  • 10月2日
  • 読了時間: 2分

セレンディピティという言葉をビジネス書などでご存知の方も多いと思います。

セレンティブの3人の王子の寓話として伝えられています(詳しくは検索するとすぐわかります)



平たくいうと偶然から多くのものを得る、そのようなお話です。

僕は会社員の頃に日経新聞か何かでこの言葉を知り、それ以来わりと信じています。


これまでの自分を振り返っても、コピーライターという比較的特殊な職業で独立するなどとはまったく考えていませんでしたが、そこに至っている背景にその考え方があると思います。


そもそも広告の世界に入ったのも、自分が憧れていたわけではなく単に人の紹介です。広告代理店とは何をしているのかもまったく知りませんでした。


 また、僕は読書癖がありますが、それも当時いた会社の社長に言われた一言「牧野くんに脚本家は無理だよ、だって本を読まないんだから」がきっかけです。


カチンと頭に来ましたが、まったくその通り(笑)そこで書店で一番自分から離れてそうな本、ドフトエフスキーの「罪と罰」を買い、2か月かけて読破したことが本を読むようになった原点。


様々なジャンルの本をたくさん読んでいなければ、営業パーソンなのに自分で企画立て始めたり、コピーライトの講座に通うこともなかったでしょう。



 独立したのは当時自費でサポートをお願いしていたキャリアコンサルタントの勧めでしたが、キャリアコンサルタントを受けるということも考えていなかったかもしれないし、独立してやってみようとも思わなかった可能性はあります。


自分の仕事を例に挙げましたが、仕事だけでなく、趣味やプライベートでも同じようなことは多分多く起きている。意識していないだけでしょう。


 キャリアコンサルタントさんには「グランボルツ博士の偶発性理論」なども教わりましたが、セレンディピティと似ていると思います(偶発性理論も検索すればすぐ出てきます。)


特に本ではなくてもいいですが、多く動くほど多くのものにぶつかる。

その中に様々なきっかけになるものがあります。もちろん良くないものにぶつかることもありますが、それすら発見ではないかと自分は思います。


自分が好きな齋藤孝さんの本でも「なんでもやってみれば、成功しようが失敗しようが、それは必ず人生の新しい扉を開く。やる前とやった後の人生は違うのだ」とあるのですが、自分はそういうものが好きなタイプだと思います。

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