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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

ネーミングの手法(商品名編)


自分の会社名を作りましたが、もともとはこれにしようという案は持ってはいませんでした。

なので、目的からこういうものを作ると決めて作業に入りました。

仮説も立てましたし抑えるポイントも明確にしていました。少し商品名寄りにしています。

(社名店名編で書いています)

そのようなところから、ネーミングをお考えの方へ。三回に分けて掲載します。

商品ネーミングの場合は、できるだけ使う人に与える利便性や価値、機能から考えたほうがいいでしょう。それが名前から伝わるように。

商品名で傑作といわれているのは「からまん棒」です。昔あった洗濯機のセールスポイントでした。洗濯物が絡まない、ということを伝えるように作っている。単純ですよね。

今年僕が見た商品名では、トヨタの軽自動車「ROOMY」が好きです。

何が売りなのかすぐわかりますよね。軽自動車だけど居住性が高いということ。

クルマは店頭で見てすぐ買うものではありません。大抵いくつか見比べる。

その時に候補に入っていないといけない。商品名でそこを解決できていると思います。

同じくクルマでいうと「CROWN」なんかも商品性を表していますよね、

最上級グレードであるということがわかる。高級車だけどもスポーツカーではないこともわかる。

レクサスが出来て商品ポジション奪われてしまった格好になりましたけども。

「リゲイン」はReGain。再び得る、要するに再充電。

「BAND AID」は救うバンドですよね。救急絆創膏だから。

与える価値や機能から作ってる。

「消臭力」はプロレスラーの「長州力」からとってるそうです。これは機能より語感重視。印象に残るように。店頭には競合商品も多いからでしょう。

というように見ていくと、どんな人に使ってもらうのか、どういう買い方がされるのか、そのようなところを見ていくのも重要だとおわかりかと思います。


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