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執筆者の写真SHIGERU MAKINO

ネーミングの手法(社名店名編)


今回、自社名作りましたので、それも踏まえて。 社名の場合ですが、基本は経営者ご自身が気に入るものでいいと思います。

自分がモチベーション高められることが重要だと僕は考えています。

なので、他人から見て意味が伝わろうがどうだろうがあまり気にせずでいい。

「ホンダ」とか「トヨタ」のようにご自身の名前でもいいし「〇〇インターナショナル」でもいい。

昔だと「〇〇兄弟社」ていうのもありますね。

例えば「スタジオジブリ」はパッと聞いても意味がわかりませんよね。

売っているものは社名ではなく映画だからです。そちらの方が大事だから。

宮崎駿さんや高畑勲さんにとっては意味があるのだと思います。でもそこは表に出す必要はないから。映画がヒット続きだったので社名もブランド化しましたが。

一方で「SONY」はトランジスタラジオで海外進出するにあたり作られました。

もとの社名は「東京通信工業株式会社」です。海外でこの名前では難しい。なので英語名が必要になった。

たとえば、手にとった商品が「○○有限公司」という名前だったら棚に戻しちゃう可能性はありますよね。日本製品の品質が悪いと思われていた時代でもありますし。今は中国や韓国の企業も同じ手法なのはおわかりの通り。

この辺は目的ありきで作っている社名といえます。

僕の社名「UNDERS」はトップページにある通り、クライアント様に提供する価値や僕の理念をもとに作っています。CI(コーポレートアイデンティティ)の要素を持たせているということです。

ひとつは、きちんと仕事しますなどの姿勢ではなく、結果を伝えたいということ。僕を使ったらなにが得られるのか。それは「課題を解決する」ということ。

ですが「コピーライター = 課題解決」といきなりいっても結びつきにくいかなと。ちょっと遠く感じるかも。そこで、そのひとつ手前の作業「案を出すことで」をいうことにしました。

コピーライターの仕事内容が一般的に「なんか書く人」という認識になっているのもわかっていましたから、そこを社名に込めたかった。

もう一つは、僕が自分の仕事のスタンスを忘れないため。

「そうそう、課題解決のアイデアを出すんだよ」と立ち返られるようにです。

コピーライターを始めてから、プレッシャーからブレることも少なくありませんでした。焦ってるんですよね。毎回勝負っていう感じにはなるので。

漫画家さんが、10円ハゲが出来るとおっしゃるのがわかった(笑)

コピー書き始めた頃からの思いを一度さらったのですが、今もあまり変わっていないんです。そういうところから見直しました。そんな作業してしましたね。

なので「自分がクライアント様に与える価値」「自分が仕事のスタンスを忘れないように」このふたつを抑えるところとして決めていました。

あとは作ったものから自分が気に入ったもの、商標登録されていないものを選んだという感じです。underという単語は社名に使われにくいだろうということも踏まえていました。

実は検索するとおわかりですが海外のバンドで同じ名前あります。けどまあいいか、そこまではと(笑)。

店名の場合は、ある程度なに売ってるのかもわかったほうがいいとは思います。少なくともトーンなどで表現されていたほうが。社名のように作られているお店が多いですけどね。

ユニクロは元の屋号「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」の略。

「ドトール」は意味は分からないですね。ですが由来はあると思います。

「鳥貴族」なんかは逆説的な感じを狙ってる気はします(笑)

ただ、お店のご主人が気に入ることが大前提。ここは社名と同じだと思います。

戻りますが、社名の場合、なにかにポイント置いて作るのもありますし、こだわりはなく作ってもいい。自分が気にってるからでもいい。そこはケースバイケースといえると思います。

育てるものでもあるので。


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