
前にも書いてると思いますが、「あ、あの本」と急にピンとくることがありまして。
それで「マネジメント」開いたんですよね。
マネジメントはかなり前に読みました。僕の本の奥付け見ると2011年です。
その頃ドラッガーブームがありました。
そのきっかけになたのが「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」
これのヒットです。当時電車ドアに広告が貼ってあって知りました。
「日経ビジネスアソシエ」も読んでいたのですが、そこでもマネジメント特集があった記憶あります。
で、その電車広告見てなんだこりゃと思っていたのですが(印象には残ってた)日経新聞か何かの書評で高評価だったのもあり読んでみました。
どちらを先に読んだかは覚えていません。
で、あらためて「マネジメント」読んだら以前より深く自分に入ってきまして。
その時「もしドラ」思い出したんですよね。あーあれ読みたいなと。
もう売ってしまったので買い直しました。文庫版が出ていたのでそれにしました。
これはマネジメントを実際の事業に落とし込むにはとても参考になります。
かつ、小説としても楽しめるように出来ている。
没頭できたのでしょう。珍しく3日ほどで読了しました。
読後感、余韻を味わえたので内容良かったのだと思います。
巻末に「文庫化にあたって」やドラッガーの訳をぼぼ担当している上田惇夫さんと作者の岩崎夏海さんの対談も載っていましたが、それらも良かったです。
マネジメントについてですが、全くわかりにくい例えなんですけど(すいませんw)
格闘家の桜庭和志さんが以前「テイクダウンしてから極めに行くまでの過程がわからなかったんですよ」といっていて。
そこがわかってから勝てるようになったそうです。
相手をタックルや打撃などで横にしてからすぐに腕など極めることは出来なくて、そこにポジショニングなど相手をコントロールする過程が必要になります。彼はそこが上手く出来なかった。
それこそが実はマネジメントで。
目的はあってテイクダウンはする。その先の極め、要するに結果まで持っていく過程が必要で、マネジメントとはそこなんです。
なに言ってんだコイツはと思われると思いますが、自分の忘備録として書きました(笑)
最近は以前に比べて読む冊数は少ないのですが、これまで読んだものを繰り返し読んでる感じになっています。
受験はあれこれ参考書を読まず、自分に合う一冊をものにしたほうがいい、などと言われますが、それと同じかもしれません。
読むたび印象が違い、新たな発見をしているので、今はそう言う時期なのだと思います。
巻末対談で上田さんが「もしドラ」も繰り返し読む本になると思うとおっしゃられているのですが、おそらくそんな一冊になる感触はあります。
Comments