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自分が仕事してるジャンルの変遷を見る。

  • 執筆者の写真: SHIGERU MAKINO
    SHIGERU MAKINO
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分

様々なジャンルのクリエイターさんや経営者さんの本を読んで気がついたのは、著書を出すほどの仕事をされている方は往々にして自分のジャンルの歴史を見ていることです。


そして変遷を見てなぜどう変わったのかをご自身なりに分析している。


 例えば僕がやってるコピーライターや広告制作で言えば、仲畑貴志さんが著書「コピーライターになるには」で広告表現の変遷のページを設けています。そして社会背景と表現の移り変わりを解説している。冒頭では平賀源内が作った引き札を載せています。


他のジャンルに目を移すと、例えば芸術家の岡本太郎さんは著書「今日の芸術」で美術表現の変遷について詳細に述べています。


建築家の安藤忠雄さんも同じく国内外の古い建築物を実際に見てスケッチしており、その成り立ちについてお話しされています。もちろん自身のお仕事に応用されています。


映画監督のクリストファー・ノーランさんは新作発表の際に「今回はこれらの作品を参考にしています」などとお話しされることがありますが、「戦艦ポチョムキン」のような古典から最新作、B級アクションまで幅広く参考にされています。

 著書ではその作品のどんなエッセンスを取り出したのかを述べられています。


 クエンティン・タランティーノ監督などは言わずもがなですね。



広告は時代によって変わっていきます。


 産業の栄枯盛衰もありますが、まずメディアの変遷があるからです。江戸時代のような看板や引き札(チラシ)のようなものしかない頃から、近世に入り新聞や雑誌が現れ、映画やラジオが登場、テレビがビッグメディアとなり、今は中心がネット関連に移行しています。


 これもまた変わっていくでしょう。そして時代時代のアドマンたちはそれらに対応していった。


 ですが過去のメディアがダメになったわけではなく、情報を届けたいターゲットによっては古いと思われているメディアが使えるケースもあります。特に今はOOH(屋外メディア)や交通広告は訴求力があるのではないでしょうか。


 自分のジャンルや他ジャンルの方を例に見ても、古いものの中にも「本質を捉えたもの」はあります。最新のものばかりを追いかけるのではなく、広く俯瞰して良いものは取り入れていくスタンスの方がいい仕事が出来るのではないか、自分はそんなふうに考えています。



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